教育の経済学~その子育て、間違っていませんか?~/週刊東洋経済 2015年 10/24号

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こんにちは!
逆転の数学、講師のやる気先生(中村)です!

 

今日はこの本を読み終えました。
(もしおススメの本があったら、教えて頂けると嬉しいです^^)

 

教育の経済学

 

以前読んだ「学力の経済学」がキッカケでAmazonの関連リンクで知り、気になっていた本です。
エビデンス(科学的根拠)ベースの、教育について詳しく知ることができる。

 

いつも通りケチって図書館作戦。
調べた時にはちゃんとありました。
でも、1年たつとなくなるようで。。。
泣く泣く購入しました(T_T)

 

ちなみに個人的には、エビデンスベースの教育は大いに参考にしつつも。
試した結果、違和感を感じれば逆らうこともあるスタンスです。
だって1000人中1000人に当てはまったことでも。
我が子や生徒さんは、当てはまらない1001人目かもしれませんもんね。

 

そんなスタンスで、今日も備忘録として記録していきます。

 

【ここからメモ】

 

・就学前教育を受けたグループは受けないグループより、学歴、収入、持ち家率がいずれも高い
・就学前教育を受けた子の学力やIQは向上するが、8歳前後になると差はほとんどない。大人になってからの差を生み出すのは、非認知スキル。(意欲、忍耐強さ、セルフコントロール力、やり抜く力など)
・数学が苦手な子に長期目標(教科書1~7章が終わるまでに42ページ分の計算宿題をやる)と短期目標(1章終わるごとに6ページ分の計算宿題をやる)では、短期目標の方が好成績
・机に鏡を置く、人は鏡で自分の姿を見ると、より正しい行動を取ろうとして、集中力が高まる。
・ご褒美は達成後にあげるより、達成前にあげて無理だったら取り上げる式の方が、効果的。またご褒美で釣ってもその後の成績が下がったというデータはない。
・能力より努力を褒める。「頭が良い」と言わない。能力を誇れるチャレンジしかしなくなるし、できない場合は頭が悪いと思ってしまう。
・TVやゲームは1日2時間までOK。それより長いと発達や学習時間に悪影響があるというデータがある。
・男性の生涯賃金は高卒で2.3億、大卒で3.2億。文系の平均年収583万円、理系の平均年収は681万円。同じ文系でも数学受験者の方が学業成績も良く年収も高い。
・「頭の良さは生まれつき」と思っている子より「努力次第」と思っている方が、成績が伸びる。
・遺伝で100%決まる特徴はない。身長や体重は90%、知能や学力は40~70%、性格は30~50%。
・遺伝的革新、遺伝とは生まれつき変わらない固定的なものではない。ある年齢になって初めてスイッチオンになる遺伝子もある。最初は平凡でも後から才能を発揮することもある。
・子供の将来はセルフコントロール力の影響が大きい。鍛えるには、①習慣化 ②目標に対する内発的な動機 ③家族や周囲の影響
・非認知スキルは幼少期に伸びやすいが、20歳まで伸びる。自主性を大切にした能動的な遊びを促す。IQは10歳くらいまでに確立、そこから伸ばすのは容易ではない。認知スキルと非認知スキルの両方が大切。困った時に人に助けを求める力も大切。
・親の関与意識と子供の学力には強い相関がある。中でも読書活動は子供の学力を引き上げる
…読書活動(絵本の読み聞かせ、新聞をすすめる)、生活環境(決めた時間に寝る、毎日朝食、学校の規則を守る)、コミュニケーション(学校での出来事について話を聞く)、文化的活動(美術館、劇場、博物館、科学館に行く)、勉強への働きかけ(普段、子供の勉強を見ている)
・単に宿題を出すだけでなく、自主的な学習を促す。成果の上がっている子に共通するのは、教員がきちんとノートを読んでおり、コメントを入れ、フィードバックしている。

 

【メモここまで】

 

今日読んだ本はこれでした。
科学的根拠に基づいた教育法が気になったら、絶対に一度は目を通しておいた方がいいと思います。

 

 

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