こんにちは!
逆転の数学、講師の中村です!!
今回はメールにてご質問を頂いております。
高2文系という現状で、「数学の成績を上げたい」と何かアクションを起こしている。
それだけでも素晴らしいことだと思います。
で、具体的な行動としては、
・直接書き込むやさしい数学ノート
・基礎問題精講
の2冊を選ばれた。
そして基礎問題精講が、「少し難しい」と感じられるということですよね。
まず基礎問題精講は、ここのQ&Aでもちょくちょく出てくる問題集ですが。
本当の基礎ではなく、センター試験や二次対策の「良い橋渡し」になってくれるものです。
初学者がいきなりやるものではなく。
ある程度基礎を学んだ人が、過去問や予想問の前にやるのに、ちょうどよい問題集です。
ですから、その前に「直接書き込む数学ノート」をしているのは、とても良い選択だと思います。
中身を見たことはありませんが、本当の基礎を網羅的にまとめてくれているものと思います。
また練習問題もあるようですので、自分の筆を動かして、身につけられるようにもなっているのでしょう。
ただ、その後の基礎問題精講を難しいと感じたとしても。
このレベルを下げてはいけません。
入試を考えるなら、これが簡単にできるようにならないと、ダメなんです。
それは能力の問題ではなく、慣れの問題です。
じゃあ、基礎問題精講レベルの問題に慣れていくには?
まず、直接書き込む数学ノートなどで、本当の基礎をしっかり理解する。
しっかり理解するとは、具体的には?
簡単な基準としては、「友達に説明できるか?」ということです。
基礎レベルは、それくらいできるようにならないと、応用できません。
特に穴埋め式の問題集では、つい「穴を埋めること」が第一優先になってしまいますが。
本当に大切なことは、全体の解答の流れが、
・what=何をしているのか?
・why=なぜその方法をしているのか?
・how=どのような解答に具体的になるのか?
です。
穴に入る答えは、あくまでも「計算などで自動ではじき出される数字」です。
でも本当に大切なのは、「その答えや式を生み出す考え方」ですよね。
そちらに焦点を当てた勉強をして、シッカリ基礎を固めるべきです。
それをしておけば、基礎問題精講が「難しい」と感じたとしても。
解説や答えを見れば、納得できるでしょう。
後は、自分でもノーヒントで再現できるように、練習すればいいだけです。
もちろん、疑問点は誰かに質問するなどして、全て解決しましょう。
もし、上記のことを抜けなくシッカリ実行しているのに。
「それでも基礎問題精講がなかなか難しい。。。」のであれば。
もはや「直接書き込む数学ノート」との相性が悪いのではないか?
と思います。
例えば授業動画まとめサイトStudyDoctorに掲載されている問題。
あれは、「0からの初学者~センター過去問への橋渡し」レベルです。
それらがノーヒントできるかチェックしてみて下さい。
できない問題があれば、授業動画もチェックしてみて下さい。
全部できる頃には、基礎問題精講のレベルの感じ方も変わってくるかと思います。
最後に。
数学は「難しい」と感じる時が、一番成長している時です。
「難しい」感情が来たら、ぜひ歓迎してください。
ラクしたいなら、九九ばかりしてたらいいですもんね。
応援しております!
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