「こうしておけばよかった。。。」数学検定1級の総括(後悔した3点)

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こんにちは!
逆転の数学、講師の中村です。

 

数学検定1級総括のコメント

 

先日、数学検定1級の2次試験もクリアできたこと、動画にて報告させて頂きました。
その中で、「数学検定1級の総括をしてほしい」というコメントがありました。

 

言われてみると確かに。
自分の中で「もっと早いうちから、こうしておけばよかったな。。。」と思うこと、ありました。

数検1級の総括の全体像

今後の自分自身のチャレンジの備忘録として。
また、これから数検1級の受験を考える人に、もしかしたらお役に立てるかもしれないので。
「特に後悔した3点」と「今ならこの教材で対策する」を、ここにまとめておきます。

 

まず「特に後悔した3点」から。

 

インターネットの活用

 

特に後悔した3点のうち1つ目。
「もっと早くインターネットを活用しておけば良かった。。。」です。

 

最初にチャレンジを決めた直後、やっぱりまず、ネットを調べました。
数学検定1級は、正直ネット上にほとんど情報がありませんでした。
ということで、ネットに頼るという発想は、早い時点でなくなりました。

 

でも1次試験に2回落ちて。
試験勉強にも行き詰って、「どうしよう。。。」となっていたところ。
僕の1次試験合格を決定づけてくれたページと出会いました。

 

それは、これまでの1次試験の過去問をまとめてくれているページでした。

 

1次試験って、いわばパターン学習です。
問題を見て、やり方をパッと思い浮かべて、スピードと精度の両方に気を付けて、解いていきます。

 

ので、基礎固めをした後は。
過去問を繰り返し繰り返し解く。
これが本当に実力をつけてくれます。

 

1次の過去問は、持っている教材のとは別に。
ネットで20回分を手に入れて、パターンを体にしみ込ませていきました。

 

僕が一次を合格できたのは、このお陰だ。
そう断言できます。

 

「インターネットには、すでに自分の目標をクリアしている人がいて、しかもサポートまでしてくれる場合がある。」
もっと早く気付いていたら、もっと短期間で合格できたのかもと、後悔しました。

 

2点目。
「もっと早くから基礎を徹底しておけばよかった。。。」です。

 

僕は数検1級合格に1分1秒でも早く合格したいと思っていました。
数検1級の前は、簿記やTOEICにチャレンジしていました。

 

簿記では過去問に力を入れたおかげで、9ヶ月で1級に合格できました。
TOEICでは公式問題集に力を入れたおかげで、3ヶ月で300くらいスコアが上がりました。

 

そんな経験もあり、僕の中では「過去問を実践的にやりこめば、早く合格できる」というイメージが出来上がっていました。

 

数検にチャレンジを決意したのは、2014年9月で、最初の試験は11月だったのですが。
僕は「2か月後の11月試験で合格する!」と妻に宣言しました。

 

そう宣言することで、「1日1時間でなく2~3時間勉強できるようになるかな。」
と自分を追い込む狙いもあったのですが。

 

「1か月で基礎を理解して、1か月で過去問をマスターする。」
そうすれば、もしかしたら合格できるんじゃないか、という気持ちも半分くらいありました。

 

今思えば、ほんとナメた話ですが。。。

 

実際に勉強を始めて、そんな考えはすぐに吹き飛ばされました。
基礎を理解するのは、参考書をほぼ読むだけ。
それだけでも参考書の量が多く、1か月かかりました。

 

いざ過去問へ移っても。
過去問を1問理解するのに1時間かかる。
最初はそんなペースでした。。。
当然、11月試験は不合格でした。

 

基礎の理解

 

そして何より。
次の4月試験に向けての勉強を、大きく間違えることになりました。

もう一度同じ、「基礎を理解”だけ”して、過去問をやり込む」勉強をしたのです。
4月でも当然、不合格でした。

 

確かに「過去問をやり込む」ことは大切。
でも、その前にもっと大事なことがありました。
基礎を理解する“だけ”では、全然ダメだったのです。

 

基礎の徹底

 

「基礎は、徹底しないとダメ。」
生徒さんにいつも言っていることなのに。
巧を焦るあまりに、自分自身の勉強ではズッポリと抜け落ちていたのです。

 

過去問をやり込む前に、「基礎を徹底する」必要があったなと、後悔しました。

 

3点目。
「基礎の徹底させ方、もっと早くに気付いておけば。。。」です。

 

過去問をやり込む前に、「基礎を徹底する」必要がある。
とは言うものの、「じゃあ“徹底する”って、具体的に何することなんやろ?」と考えました。

 

基礎を徹底するとは、具体的に何をどうすることなのか?
わかっているつもりで、全然わかってなかったのです。

 

それからの自分自身の勉強、生徒さんとの授業を通して、答えが出ました。
それは、「what, why, howを明確にすること」です。

 

何をなぜどのように

 

what: この問題を見たら“何を”すればいいのか?
why: その方法で“なぜ”OKなのか?
how: 具体的に“どのような”解答になるのか?

 

この3点を明確に「理解」する。
そして類題を使って、この3点を再現する「練習」をする。

 

基礎を徹底するとは、「what, why, howを明確に理解し、再現できるように練習する」ことだ。
自分の中で、そう意味を決めました。

 

そこから応用力もついていったと実感しています。
応用は基礎の組み合わせですから。
基礎のwhat, why, howが体にしみ込んでいれば、適切に組み合わせ応用できるようになります。

 

今、大急ぎで大学入試改革に取り組んでいる文科省ですが。
文科省は「思考力、判断力、表現力」が身につく教育を目指しているようです。

 

何をすればいいか判断する。
なぜその方法でいけるのか思考する。
どのようにやるのか表現する。

 

これも言い換えればwhat, why, howですよね。
僕たちを成長させ、力をつけてくれる3要素なのだと思います。

 

基礎を徹底するとは、「what, why, howを明確に理解し、再現できるように練習する」ことだ。
今後の自分のチャレンジでも、生徒さんの勉強でも、活かし続けていこうと思った強力な気付きでした。

 

これにもっと早く気付けていたら、もう少し早く合格できたのかなと後悔しました。

 

以上、「特に後悔した3点」でした。
次「今ならこの教材で対策する」ですが、少し長くなったので次回に分けます。

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